MODELLBAU |
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1:48 川崎 3式戦闘機 飛燕I型甲 (Ootaki) |
製作:1995年6月8日
記事:1995年6月21日 |
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オオタキのキットだが、この1/48シリーズの初期のキットだけに問題が多い。
キャノピーの絞り直しなども考えていたのだが、ハセガワより新しい飛燕のキットが発売されたので、本命はこちらで作るとして、このキットは次の方針で楽しんで作ることにした。 1) キットにいっさい手を加えない 2) 塗装はJG54とする もちろん、JG54とは有名な「グリュンヘルツ」である。古い航空ファンにお遊びとして、この塗装図が載っていたことがあり、結構カッコ良かったので1度、作って見ようと考えていたものである。 |
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◇コクピット・キャノピー
内部はまあまあで、計器パネルなどもそれらしくできている。当然、何もしていないが、問題点のみ列挙する(以下同様)
・キャノピーの幅が狭く、高さが足りない ・飛燕 独特の照準器架が付いていない ・座席が飛燕のものと形が違う |
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◇胴体
全体に打たれたリベットがうるさいと言えばうるさいが、平面型はまあまあだと思う。
・機首部の機銃口が大きすぎる ・機首の空気取り入れ口の取付部に隙間ができる ・空気取り入れ口内の仕切板がない ・胴体下面のラジェータ部分に大きな隙間ができる(ここはだけプラ板で塞いだ) ・ラジェータ内の仕切板が厚い |
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◇主翼・尾翼
・主翼の機銃用の膨らみが小さい?
・主翼前縁の着陸灯がムクのままである ・尾翼の平面形がおかしい。このままだと、方向舵が尾翼に干渉してしまう |
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◇エンジン・プロペラ
・スピナーにプロペラのパーツが入らない(入るように、削り合わせた)
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◇降着装置
・主脚柱のねじれ止めが前後逆位置についている。このままでは、主脚は格納できない
・タイヤの形がおかしい ・タイヤハブのモールドがない ・主脚カバーの形状がおかしい。厚みもあつく、モールドもお粗末 ・主脚収納口内の彫り込みが浅すぎる。モールドも一見それらしいが、実機ではカバーがあって、のっぺりしている |
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◇小物
・ピトー管が太く、主翼との取り付け部に隙間ができきる
・翼下面の増槽/爆弾ラックの長さが不足していて主翼との合いも悪い 翼下面のラックにはタミヤの疾風から流用した揺れ止めを付け、オオタキのBf109の増加タンクを2個ぶら下げてみた。 |
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◇塗装・マーキング
下面:RLM65、上面:RLM02+RLM70のスプリンター迷彩。胴体と機首下面および主翼端下面が戦地色の黄色とした。
マーキングはダブルシェンブロンに「グリュンヘルツ」と中隊マークとして、白色と黄色のみをエアブラシで仕上げ、それ以外は適当なデカールを使用した。本当は第1中隊か第2中隊としたかったのだが、手持ちのデカールがなかったため、第3中隊とした。 ちなみに使用したデカールは次のキットのものである。 フジミ 1/50 Fw190D フジミ 1/50 Bf109G/K オオタキ 1/48 Bf109G |
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◇まとめ
完成してみると、一見He110のようなイメージの飛行機になった。
細部を見るとつらいところも多いが、完成させる、模型を楽しむ という観点からすれば、たまにはこういう作り方もいいものである。 |
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◇参考資料
1) ハセガワ 1/48 Bf109F 組立説明書
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