MODELLBAU |
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1:48 Dehaviland Mosquito BMk.IV (Monogram) |
製作:1989年6月1日
記事:1994年8月17日 |
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蛇の目マークが好きな私としては、モスキートは是非たくさん作りたい機体のひとつなのだが、1/72などはまともなキットがひとつもないのが現状である。
そのなかでこのモノグラムのキットは1/48は、「宝石キット」となど呼ばれたもののひとつである。 寸法的にはエンジン回り、タイヤ、尾翼などが、一回り小振りで現物より一層スマートなできのようだが、全体的なイメージは良好である。 キットは同時代のP-38などと同じく、FMk.II、FBMk.VIなどとのコンパチキットとなっているが、BMk.VIはエアフィックス1/48Fで良いキットがあるし、機首のラインが美しく一番モスキートらしいBMk.IVとした。 |
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◇コクピット・キャノピー
コクピット内はそれなりに良くできているが、キャノピーの透明度が良いので、充分に手を入れておきたいところである。わたしは、爆撃手の座席回りや、計器板の背面などに凝って見た。
キャノピーは間違えて、戦闘機(戦闘爆撃機)型を使用しないように注意しなければいけない。(そんなことをする人はいないかな?) 爆撃機型のキャノピーは側面の水滴型バルジを再現するために2分割となっているので接着には充分に注意している。 コクピット内部の塗装は緑色が強い、ダークグリーングレイで・・・ |
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◇胴体
本機は良く知られているように木製機なので、全体的になめらかな表面仕上げとなっている。
胴体ものっぺらぼうだが、パネルラインなどをする必要はないのがありがたい。 機首部分の透明パーツと胴体の合いがいま一つなので充分にスリ合わせを行い、すき間ができないように注意した。 |
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◇主翼・尾翼
主翼は外形、寸法とも正しいようなのでそのまま。このキットは翼端灯がちゃんと透明パーツで再現されている。
尾翼は先に書いた通り、一回り小振りなようだが、修正はめんどうなのでそのまま。主翼、尾翼ともパネルライン(2〜3本程度だが)を凹彫りに直してある。 |
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◇エンジン・プロペラ
特に手を入れなかったが、カウリングのデティールを追加するといいかもしれない。
プロペラ・スピナーもキットのままであるが、プロペラは少し細いかな? |
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◇降着装置
主脚の出来きは良いが、寸法的にはやはり一回り小さいようで、特に主輪が小さく感じるが、全体的なバランスもあるのでそのまま使ってしまった。
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◇小物
何も外装しなかったので、特になし。
爆撃機型や戦闘爆撃機型として、爆弾やロケット弾または増槽などを外装する場合にはそれなりの覚悟が必要である。 |
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◇塗装・マーキング
キットの指定塗装・マーキングの第105中隊のGB◎Dとした。
下面ミディアムシーグレイ、上面ダークシーグレイとダークグリーンの標準戦闘機タイプの迷彩である。ただ、ダークシーグレイの青みが強すぎて「きれい」なイメージになってしまった。 マーキングは、ラウンデル部分に、白色をエアブラシで塗装して、あとはキット付属のデカールを使用してある。 |
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◇まとめ
以前バンダイとの提携品が出たときに買い損ねていたのだが、ハセガワとの提携品が発売されたのでさっそく購入し、すぐに製作した。
このモノグラムの他には、エアフィックス1/48でFBMk.VIがあるが、寸法的にはエアフィックスの方が正しい。ただ、エアフィックスのは、戦闘機型と戦闘爆撃機型しか作れないので、爆撃機型や偵察機型が作れる良いキットが欲しいところである。 |
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◇参考資料
1) 世界の傑作機
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