MODELLBAU
1:48 Curtiss Kittyhawk Mk.II (Ootaki)

KittyhawkII_1
製作:1993年1月12日
記事:1994年3月13日
初期オオタキタッチの製品で、全面のリベットがうるさいが、パテ埋めするのもめんどうなので、そのまま製作することにした。

1/48のP-40は現在のところ、このキット以外は手に入りづらい。モノグラムのC型レベル1/48のE型があるのだが、これらはほとんど売られていないようだ。


◇コクピット・キャノピー
一応のものは付いているので、キチンと塗り分けてシートベルトを追加した。
コクピット後部の三角窓内部には、なにかの穴(たぶん給油口)が開いているので1.5mmのピンバイスで開けてある。

キャノピーと胴体との合いは良くないので、充分にすり合わせを行い、すき間はパテで埋めてある。

◇胴体
特に何もしていない。

◇主翼・尾翼
主翼端はもっと反り上がっているのだが、リベットモールドを再現するのが手間なのでそのまま。

垂直尾翼左側には大きめのヒンジがついているので、プラバンで追加。
水平尾翼は胴体との合いが悪いので充分にパテで修正する必要があった。

◇エンジン・プロペラ
機首上部のエアインテークはもっと機首ギリギリまで長いので、1.2mmプラバンで延長して、インテーク後部ももっと膨らんでいるようなのでパテもりで修正してある。

スピナーは単純な円錐になっていて感じが悪い。
実機は2段テーパーになっているし長さももっと長いようなので、パテ盛りで形を整えてある。

プロペラはそのまま使用した。

◇降着装置
主脚は長すぎるようなので、2mmほど短くして、支柱やブレーキパイプを追加してある。
主輪ホイールが一回り小さいようなので0.3mmプラバンで作り直した。
脚カバーは分割が実機とは違った分割となっている。実機は、内側に開く小さなカバーが付いているので修正してある。

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◇小物
主翼の12.7mm機銃は金属パイプで作り直した。

コクピット前の照星は、一番めんどうな部分である。本当はエッチングパーツのデティールアップパーツでもあれば良いのだが、ちょっと見あたらないので、0.1mmぐらいの銅線をハンダ付けして作り出した。

下面の爆弾架は少なくともキットのようにはなっていない。しかし、どうなっているのかも良くわからないので適当に作り直した。
爆弾自体はイギリスタイプの感じが良く出ている。北アフリカ戦線の写真に良く出てくる、信管延長ロッドがついたタイプにした。

◇塗装・マーキング
キット指定のGA◎Yは、大好きな塗装なので当然これにした。

シャークマウスなどマーキングは全て型紙を使いマスキングしてエアブラシで塗装。
GAYのコードはマイクロスケールのイギリス機コードデカールから。
胴体左側のラウンデルは少しミドルストーンがオーバーエアブラシされている。右側は良くわからない。
主翼上面のラウンデルは寸法を間違えてしまって、感じが悪くなってしまった。(できれば、そのうちに修正したい)

爆弾はミドルストーンに黒色や赤色のラインが入っているようだ。

◇まとめ
P-40はなんていっても、機首のシャークマウスがかっこいい、イギリスの砂漠迷彩ですね。
下面のアズールーブルーもいい色です。

◇参考資料
1) 世界の傑作機 No.39 カーチスP-40ウォーホーク 1993年3月号
2) AIRCAM AVIATION SERIES No.8 Curtiss P-40D-N Warhawk