MODELLBAU
1:72 Scale Kits (WW II Germany)

He115B-1_1
Heinkel He115B-1 (Matchbox)
製作:2006年9月2日
記事:2006年11月15日
スリムな胴体と、長大なキャノピーを持つスマートな水上爆撃機である。
キットはこのマッチボックス以外では、レベル(元はフロッグ)があるらしいが、どちらにしてもマイナーな飛行機である。
  マッチボックスのキットなので、細かいことは言わずに製作した。
主翼と尾翼のスジ彫りが何故か凸ラインだったので、彫り直してある程度である。胴体はほとんど、モールドが無いがそのままである。
コックピットは座席程度しかついていないが、透明部品もマッチボックス的なできなので何もしていない。
塗装・マーキングはキットの指定通りだが、国籍マークとマーキングの白い部分を塗装してから、デカールを貼ってある。
Ju88A-4_1
Junkers Ju88A-4 (Italeri)
製作:2002年8月12日
記事:2002年10月1日
イタレリがちょっぴり、手抜きをしていた時代のキットで、細かい部品は繊細なできなのだが、全体形はちょっと?といったキットである。
組み立ては、パネルラインを凹ラインに彫り直してある程度で、細部も含めてストレートである。

塗装とマーキングは適当なものがなかったので、下面:RLM65、上面:RLM70+RLM71のスプリンター標準迷彩塗装として、キットデカールを使ってマーキングとしてある。
要するに、キット指定塗装のトロピカル+洋上迷彩を施す前の姿という設定。通常なら、マーキングの白部分は塗装とするのだが、このキットのデカールは良質で、そのまま使えた。
スワチカは入っていないので、スパースケールを使ったが、1サイズ小振りだったようだ。

こういった機体を1/72で作るのは、細部塗装でつらいものがあるのだが、今回は初めてキャノピーの塗り分けに、塗装デカールの細切りを使って見た。思ったより簡単にスッキリ仕上がったように思っているのだが、どうであろう。
完成して見ると、やたら足が長く感じられて、全体にボリュームがない。胴体の高さ不足やプロペラ・スピナーのサイズが小さいのが原因のようだ。

Ju87B-2_1
Junkers Ju87B-2 (Fujimi)
製作:1993年7月24日
記事:1994年3月19日
できは良いが少々作りづらくまとめるのに苦労する、フジミスタンダードのキットである。細部に手を入れなくても充分な仕上がりのJu87になってくれるのがありがたい。
最近、ほとんどコピーのようなキットがアカデミーから発売されている。

塗装は下面:RLM65、上面:RLM70+RLM71のスプリンター迷彩の標準塗装である。RLM71の色調を茶色っぽくしたのでだいぶ感じが良くなったと思っている。
マーキングはキット指定のI/StG2 T6+EKとしたが、キットの塗装指示には疑問があり、この機体の写真もなかったので常識的な塗装色としてある。
まず、スピナー前半はキット指定の黄色だが、中隊色の赤色とした。次にコクピット前部のスコッチテリアの部隊マークもベースは赤色が普通であろう。パーソナルコードの「E」も黒色になっているが、常識的には赤である。 スワチカの白色部分は手塗りとし、黒色部分はデカールを使った。尾翼のハーケンクロイツもキットのデカールだが、少々オーバースケールのようだ。

Ju87D-1_1
Junkers Ju87D-1 (Fujimi)
製作:1993年7月24日
記事:1994年3月19日
1/72のD型としてはもっともできが良いキット。少々作りづらくまとめるのに苦労する、フジミスタンダードである。
D-5も欲しいのだが最近、模型屋さんの店先で見かけなくなってしまった。そのうちに再販されるだろうが・・・

下面:RLM65、上面:RLM70+RLM71のスプリンター迷彩の標準塗装である。RLM71は色調を変えて茶色っぽくしたので、だいぶイメージが良くなったと思っている。
マーキングはキットのデカールをできるだけ利用して、第2急降下爆撃航空団第2飛行隊司令部(StabII/StG2)T6+DCとした。
スピナー前半は中隊色の緑色、できるだけデカールを使ったが、主翼下面に大きな黒縁付き白で”D”が書いてあるが、黒縁付きがなかったため、インレタで白色Dとしてしまった。主輪カバーにも白色1があるのでこれもインレタで。

Ju87G-1_1
Junkers Ju87G-1 (Fujimi)
製作:1993年7月24日
記事:1994年3月19日
基本的な機体としては、できが良いが、G型とする場合、肝心の37mm機関砲のできがよくない。しかし、モノグラム1/48の37mm機関砲部分も似たようものなので、仕方がないのかもしれない。

この37mm機関砲だが、取り付け金具をプラ板で自作して、それらしくパイピングしてみた。
塗装は、下面:RLM65、上面:RLM70+RLM71のスプリンター迷彩の標準塗装である。
マーキングは航空ファン(1975年12月号)に乗っていた、第1急降下爆撃航空団第10飛行隊中隊(StabI/StG10)とした。
スピナー前半は中隊色の白色、コードレターは白色”D”だけなのでインレタを使った。「T-34形」の部隊マークはキットのもの。尾翼のスワチカはオーバースケールのようだ。

Fw189A-2_1
Fockewulf Fw189A-2 (Airfix)
製作:1992年12月30日
記事:1994年3月19日
キットはエアフィックススタンダードのできで、手間がかかるが何とか手に入るのはこれだけだろう。アオシマ1/72があったそうであるが見た事はない。
私は、20年近く前に会津若松市の「東京堂」で安売りしていたのを2個 買ったもの。
RLM65/70/71の基本塗装。マーキングはキット指定の第31近距離偵察飛行隊第1中隊(I(H)/31)5D+FH機とした。国籍マークは適当なものの組み合わせ
。 エンジンカウリングの部隊マークとコードはキットのもの。”F”には白色の枠がついているので、手塗りでタッチアップ。尾翼のスワチカはマイクロスケールのスワチカセットから。




Ar196A-3
Arado Ar196A-3 (Heller)
製作:1985年ごろ
記事:1994年9月4日
Ar196のキットはエアフィックスやアオシマ?など2〜3種類あるらしいが、たぶんエレールのがベストのものだろう。
水上機や飛行艇が好きな私としては、ぜひコレクションに加えたかった1機である。
塗装はキット指定の2/SAGr125の7R+EK。
下面:RLM65、上面:RLM72/RLM73のスプリンター迷彩だが、RLM70とRLM71とで代替した。翼下面とカウリング下部の黄色、胴体の白帯などはキットの指定通りエアブラシで仕上げた。



Me262B-1a_1
Messershumitt Me262B-1a/U1 (Heller)
製作:1981年ごろ
記事:1994年9月5日
1970年ごろのエレールスタンダードキットのひとつで、ハセガワのが出るまでは手にはいる唯一のものだった。
デキは、まあまあ良い方で堅いことを言わなければすぐに完成してしまうだろう。(私はこれができない!?)

一番問題になるのが、機首のリヒテンシュタイン・レーダで、延ばしランナーで作り直したのだが、輸送などでいつしかレーダを取り外した状態となってしまった。まあ、武装解除された後ということで納得している。
その他、増槽やアンテナ類はキットのまま使った。
一番有名な10/NJ11の機番12としたが、キットの説明書を信じて、下面:黒色、上側面:RLM76にRLM75のモットリングとしてしまったが、本当は翼上面はRLM83のベタ塗りらしい。
デカールは全てキットのを使用した。

Bf110D-3_1
Messershumitt Bf110D-3 (Fujimi)
製作:1980年ごろ
記事:1994年9月5日
フジミとしては珍しい機体選択である。最近、「月光」が発売されるまで双発の大戦機キットはBf110だけだったと思う。
キットはC型とD型の両方が発売されており、1/72といっしょに1/48でも同じようにキット化している。発売当時は夜戦型への展開を期待したものだが、(G型の方が2倍は売れると思うのだが)残念ながらC/D型以外への発展はないままである。
塗装は良く写真が出てくるI/ZG52(またはII/ZG2:この時期編成替えが行われたらしい)のA2+BH機とした。
下面:RLM65、上面:RLM70+RLM02のスプリンター迷彩である。
この作品は、仕上がりがイマイチなので、再度製作をこころに決めているキットのひとつである。ただし、同じフジミの1/48でということになるかな?

Bf109E-3Trop_1
Messerschmitt Bf109E-3/Trop (Hasegawa)
製作:1980年ごろ
記事:1994年9月8日
ハセガワの古いキットで、G型と同時発売されている。
E型は2機ほど作ったのだが作品のデキはもう少しである。最近はリニューアルキット(1,200円?もするのだ)も発売されているのだが、あまり買う気にならない。それと言うのも、1/48と価格差が少なくなったせいで、B〜E型は1/48で3〜4機作ろうと思っている。

塗装は下面:RLM78(RLM65で代替)、上面:RLM79にRLM80(RLM71で代替)の大きめなインクスポット迷彩である。
マーキングはI/JG27の3番機とした。胴体後部に戦域マークの白帯、コード3は変わった書体で白色。スピナーは、RLM70に頭の部分は白色である。主翼両端が白色で塗装されているかもしれない。
機首のアフリカマークを含めて手書きとデカールの混成で仕上げてある。


Bf109E-7_1
Messerschmitt Bf109E-7 (Hasegawa)
製作:1980年ごろ
記事:1994年9月8日
ハセガワの20年近く前のキットであるがデキはいい。最近はリニューアルキットが出ているがコスト=パフォーマンスからいうと、同社の1/48を作った方が良いと思う。もちろん、完成品の置き場所に困らない場合に限るが・・・
下側面:RLM65、上面:RLM70+RLM02のスプリンター迷彩が正解だろうが、RLM70+RLM71としてしまった。
マーキングで問題の「地獄の犬」?は下絵を書いてから手書きでやっつけた。スワチカは白色は手塗り、黒色はデカールを使った。




Fw190G-1_1
Fockewulf Fw190G-1 (Hasegawa)
製作:1980年ごろ
記事:1994年9月5日
20年近く前に発売されてキットだがデキは良い。最近はリニューアルキットも発売されている。このキットは組み立ても楽だし、凹線のパネルラインもきれいで、細かいことを言わなければたくさん並べるのに(値段も安いので)適したキットである。

1973年の航空ファン別冊「Fw190とMe262写真集」の55ページに載っていた機体とした。説明ではA-3かA-5となっているが、個人的解釈でG-1型とした。
塗装は下面:RLM65、上面:RLM70+RLM71。胴体と方向舵下部が黄色に塗ってあるようだ。スピナーは良く見えないので、無難なところでRLM70とした。
マーキングのスワチカ類は全てデカール。コードはKしかないのでマスキング・エアブラシで仕上げた。


Fw190D-9_1
Fockewulf Fw190D-9 (Hasegawa)
製作:1978年ごろ
記事:1994年9月7日
Fw190A型のキットと同時に20年ぐらい前に発売されたキットである。最近、このキットのリニューアルも発売されているが、コスト=パフォーマンスから考えると、このキットで充分な気がするが?

キット指定のJG26 <||+とした。下面:RLM76、上面:RLM81+RLM82の迷彩であるが、これを作った当時は色合いが分からず、RLM65、RLM70+RLM71で塗ってしまっている。
胴体の国防帯はマスキング・エアブラシ、その他のマーキングはすべてデカールである。半つやクリアをエアブラシしてつやを整え、排気管まわりなどにエアブラシで汚しを入れた。




Bf109G-6-2_1
Messerschmitt Bf109G-6 (Hasegawa)
製作:1978年ごろ
記事:1994年9月7日
20年近く前にキットなので、最近発売されたリニューアルキットなどを見てしまうとつらいものがあるが、コスト=パフォーマンスを考えたら、充分なデキのキットだと思う。
このキットはいろいろ改造などして3機ほど作ってあると思うが、最近は1/48スケールに製作主体を移しているので、リニューアルキットは購入しないことになるだろう。

マーキングは航空ジャーナル1978年別冊「ドイツ空軍戦闘機隊」の52ページに載っていたI/JG27の11番機とした。
下面:RLM76、上面:RLM74+RLM75のスプリンター、インクスポット迷彩である。方向舵は白色。スピナーは黒色(RLM70かもしれない)。胴体に緑色の太い国防帯が巻かれている。
マーキングは手書き+デカールで仕上げた。機首のアフリカマークも手書きである。


Bf109G-6-1_1
Messerschmitt Bf109G-6 (Hasegawa)
製作:1978年ごろ
記事:1994年9月7日
同時期に3機まとめて作ったキットである。
1機はグレイ系としたので、グリーン系の塗装とした。
クリアをエアブラシしてツヤを整える技法を知らなかったため、全体にツヤ消しになってしまっていて、表面がざらざらしている。




Bf109F-4_1
Messerschmitt Bf109F-4 (Hasegawa)
製作:1978年ごろ
記事:1994年9月7日
G型のキットであるが、機首のボイレ(こぶ)やエアスクープを取り、主脚口を丸形に改修して、F型としてある。
主輪は、E型から流用し、キャノピーは枠を細めに塗ってある。
マーキングは、JG52であるが、ほんとうは上面:RLM70+RLM02であろう。塗装・マーキングとも、手書き+デカールで仕上げた。





Do17Z_1
Dornier Do17Z (Monogram)
製作:1974年ごろ
記事:1994年3月28日
アメリカ機が多いモノグラムの1/72シリーズのなかでは異色のセレクトである。
いつものように細目の凸彫りがほどこされ、少な目のパーツ構成ながらすぐに形になってしまう好キットである。
あまり出回っていなかったが、去年ハセガワ=モノグラムで発売されたので、ついもう1つ買ってしまった。
この、キットは高校1年生の時、クラブ(合唱クラブであった)の東北大会で弘前市(青森県)に行った際に購入したもの。製作したのも高校1〜2年生のころだと思うが、ストレートに作ってあるわりには、キットのデキが良いのでそれなりの形になっている。作りやすいモノグラムキットの好例である。

キットの指定塗装のKG53 U5+HRとした。下面:RLM65、上面:RLM70+RLM71のスプリンタ迷彩の標準塗装である。この時分のRLM70とRLM71はグリーン味が強い色調となってしまっている。

Bf110G-4_1
Messerschmitt Bf110G-4 (Frog)
製作:1974年ごろ
記事:1994年3月20日
このキットは高校3年生の時に、クラブの県大会で白河市(福島県)へ行った際に、うす井デパートで購入したものである。
1/72のBf110Gは現在でもあまりいいものはないので、結構価値があるキットで、また、これを製作するに当たってピースコンを購入し、初めてエアブラシ塗装をした記念すべき機体である。
今見ても、塗装自体はあまり遜色ない(進歩していない?)
キットはこの当時たくさん出ていたハセガワ=FROG提携のものだが、説明書にはドイツ空軍のコードシステムの説明などが出ていて資料性も高かった。

マーキングはどこからか捜してきて、第3夜間戦闘航空団第8中隊(8/NJG.3)のシャークマウスとした。
塗装はキットの指定通り、下面:RLM65 上面:RLM75+RLM76で塗装してしまったが、やっぱり下面:RLM74 上面:RLM75+RLM76でしょうネ。
マーキング類も型紙・エアブラシと手塗りでやってある。シャークマウスももちろん手塗りである。キャノピーのマスキングをセロテープ(当時、マスキングゾルはなかったのかな?)でやってあるのでスッキリできていない。
また、クリアをエアブラシしてツヤを整える技法を知らなかったため、全体にツヤ消しになってしまっている。