MODELLBAU
1:48 Supermarine Spitfire Mk.VIII (Ootaki)

SpitfireVIII0_1
製作:1975年ごろ
記事:2002年2月6日
いにしえのオオタキ後期スタンダードのキット。
良くまとまっているが、エンジンカウル、主翼付け根、主脚など問題も多い。また、Mk.VIIIとする場合、エルロンが長すぎるので修正する必要がある。

これは、発売当時に買ってきてすぐに作ったもので、現在の目で見ると、全く問題ならないデキになっているが、もとのキットが良いので、一応コレクションの1つとして残っている。




◇コクピット・キャノピー
出来はいまいちだが、キャノピー越しだと良く見えないのでそのまま、作ってしまった。
塗装指定がないが、明るい黄緑グレイ。

◇胴体
エンジンカウルのボリュウムが足りない。
尾部も絞り込みが足りないが、側面形やパネル表現はすばらしい。

◇主翼・尾翼
主翼・尾翼とも繊細なモールドで問題はない。
エルロンが長いとか、水平尾翼のラダーの形状だとかは、気にしていない。

◇エンジン・プロペラ
排気管は付け根が広がっているので、付け根部分を削り込んだ。
エンジンカウルのボリューム不足から、スピナーのボリュームも不足している気がする。
プロペラは、良いデキである。

◇降着装置
主脚には固定用金具がモールドされているが、穴が開いていないので、0.3mmのピンバイスで穴を開けてある。

尾輪は少し小振りのような気もするがそのまま。取り付け穴が大きく支柱も短めなので取り付け部を工作して尾輪がきちんとした長さになるようにしてある。

◇小物
20mm機銃は一回り細いがそのまま。その他、アンテナマスト、ピトー管などもキットのままである。

◇塗装・マーキング
イギリス標準の下面:ミディアムシーグレイ、上面:ダークシーグレイ+ダークグリーンである。
筆塗りで下面色:メディアムシーグレイと上面のダークシーグレイを塗ったあと、型紙+カンスプレーでダークグリーンを塗装してある。そのため、色と色の境界がぼけすぎている。

マーキングはキット指定のもので、全てデカール仕上げ。

◇まとめ
現在の目で見ると、ほんとうに、いい加減な製作をやっていたころのキットだが、もとが良いので何とか見られる。
Mk.VIIIは、ハセガワやICMから新キットが出ているので、ちゃんとしたものが、コレクションに並ぶ日も近い?

◇参考資料
1) 世界の傑作機 1975年2月号 スピットファイアMk.I〜XVI