MODELLBAU
1:48 Mikoyan-Gurevich Mig-15 (Monogram)

Mig-15_1
製作:2003年6月20日
記事:2003年10月17日
現在では、アメリカのエアショーで民間レジスタのMig-15が飛び回っているので、実機や資料には困らないが、このモノグラムのキットが発売された当時は、資料も少なかったようで、このキットの寸法や各部のデティールは、怪しいものがあるようだ。
タミヤから1/48で新しいMig-15のキットがでるなどとは、夢にも思わなかったので、ハセガワ=モノグラムものを購入したのだが、そこそこの仕上がりを目指して完成させることとした。

◇コクピット・キャノピー
コクピットは、実機の写真と見比べてみると、なかなか良くできているようだ。
この頃のソビエト機内色が何色だったのか、良く分からなかったので、現在の機体で使われている、ブルーグリーンで塗装してある。
実際は、大戦中と同じライトグレイだったかもしれない。

◇胴体
パネルラインの、モールドを彫り直し、資料を参考にほんのちょっぴりだけ、デティールアップしてある。
ギミックとなっている、機関砲パネルとエアブレーキは固定してしまった。

◇主翼・尾翼
主翼は、特に問題はないと思う。パネルラインを彫り直し、フラップが別パーツとなっているので、フラップダウン状態としてみた。
ドロップタンクは使わなかったので、取りつけ穴はプラ板で塞いだ。
尾翼も、特に問題なし。

◇エンジン・エグゾースト
エアインテークの中が、筒抜けとなっているが、おもりを入れるのでそのまま。(タミヤのキットはどうなっているのだろう?)
エグゾーストは、この時期のジェット機はこんなもので、単なる筒である。組み立てる時、位置が決めずらかった。

◇降着装置
主脚関係も、まぁまぁ良くできていると思うが、モノグラムキットの常で、ちょっと組み立てにくかった。

Mig-15_2 Mig-15_3 Mig-15_4
◇小物
23mm機銃、37mm機関砲の銃身を、金属パイプで置き換え、ピトー管も金属パイプ+金属線としてある。

◇塗装・マーキング
塗装は銀色一色(メタル地のまま)であるが、もちろん、パネルごとにトーンを変えてある。

キット指定のマーキングは、ちょっと趣味に合わなかったのと、デカールがあまり上質ではなかったので、手持ちのデカールを組み合わせて、デッチ上げたマーキングとしてある。

◇まとめ
有名な機体ではあるが、個人的には好きな飛行機ではない。しかし、コレクションとしては欠かせないキットの一つかな?
でも、いまは、タミヤのキットを、作らなくても良いと思える・・・
Migのジェット機は、Mig-17(ホビークラフトカナダ)、Mig-19(HiPM)、Mig-21(アカデミー)、Mig-29(アカデミー)と持っている。
番号順に作るとすると、次はMig-17だが、ホビークラフトカナダのキットはだいぶつらいできとなっているので、ストレスなくコレクションするには、新作のSMER(エアフィックスでも同じキットが発売されている)あたりか?

◇参考資料
1) 世界の傑作機 No.97 Mig-15, Mig-17
2) モデルアート誌