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製作:2002年4月29日
記事:2002年4月30日
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モノグラムのちょっと前のキットで、全体形やパーツの合いなどは全く問題ない。
最近、ハセガワから新キットが発売されたので、いいかげん、ストックしてないで作ってしまおうということで、キットの味を活かして製作することにした。(つまりは、手抜き?)
今回、作ったのは、ハセガワ=モノグラムブランドのもので、1987年とデカールに印刷されている。
有名な「Lady Jessie」とマングース機が再現できるようになっているが、オーソドックスな「Lady Jessie」とする。
ただ、このキットはE型なので指定塗装のF型とする場合、前脚にステアリングアクチュエータ追加する必要がある。
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◇コクピット・キャノピー
コクピットは、調べた範囲では実機通りにできあがっているようで、例によって少ない部品だが、丁寧に塗り分けるだけで、感じよく仕上がる。
このキットも、指定通りの色に塗り分け、白・黄・赤・青などでスイッチ類を塗ってアクセントとしてある。シートベルトも塗装で済ませた。
キャノピーは、可動部分の幅が狭く、閉じた状態にできなかった。また、開状態とするには、固定する仕掛けがなくて、ちょっと不親切な感じである。
プラ板で、開状態で固定するストッパーを追加し、開けた時に目立つバックミラーを、プラ板で追加してみた。
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◇胴体
パネルラインのモールドを彫り直してある。できるだけモノグラムタッチの部分は、消えないように注意したつもりだったが、ちょっとのっぺりした仕上がりとなってしまった。
胴体後部のエアブレーキは通常は開いていないのだが、見栄え優先ということで、開けてある。
エアインテーク直前の、胴体下部両側についているはずの、防炎または機銃のブラスト吸い込み防止のフィンが付いていないので、0.3mmのプラ板から追加。
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◇主翼・尾翼
Skyhawkの主翼は、小判型のパネルがいっぱいついていて、パネルの彫り直しが面倒であるが、ここは、市販のエッチング製テンプレートを使って彫り直してある。
前縁スロットを開状態としたが、このスロットが収納される主翼側には、キットのような段差はない。ここは、合わせ目の修正も兼ねて、プラ板を使って段差を無くしてある。
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◇エンジン・エグゾースト
エアインテークから排気口まで筒抜けとなっているが、キットのまま。
エグゾーストもアイリスもついていないシンプルなものなので、特に問題ない。
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◇降着装置
F型とするために、前脚には、ステアリング用のアクチュエータを追加した。ただ、キットのパーツとの干渉で、実機とは違った場所にしか取り付けられなかった。
まぁ、雰囲気だけといううことで、アクチュエータの形もちょっと違うしね。
主脚関係は、ブレーキパイプも感じ良くモールドされており、問題なし。
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◇小物
キットには、外部パイロンにAGM-45シュライクミサイルを装備するようになっている。A-4に、このミサイルの運用能力があったのかと、いぶかったが、A-4Cでも装備している写真が残っている。
今回は、爆装は見送り、キットの指定通り増加タンクを内側パイロンに取り付け、胴体中央にマルチイジェクタラックを取り付けただけとした。外部パイロンは、シュライクミサイルのランチャーを切り取ってある。
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◇塗装・マーキング
塗装はキット指定の「Lady Jessie」とした。
塗装は、下面:白、上面:ガルグレーの標準塗装。ライト部分のクリアパーツ化をやらなかったので、編隊灯や翼端灯なども全て塗装ですましてしまった。
マーキングは、国籍マークの白部分以外は、全てキットのデカールを使用、珍しく注意書きも全て使いきった。調べた範囲では、キットのマーキングと合致する写真が見つからなかったが、細かいことには気にしないということで・・・
明るい塗装なので、フラットブラックやダークグレイでなく、レッドブラウンを使って汚しをかけてある。
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◇まとめ
1/48スケールのジェット機は、昔、タミヤのHarrierを作ったきりで、最近では唯一の完成キットとなった。ジェット機としては、Skyhawkは小さい機体ではあるが、その小さい機体に大きな増加タンクをぶら下げた姿は、ボリューム感があり、迫力がある。
モノグラムのキットは、この他、これと同じ単座型(モノグラムオリジナル版)とOA-4Mをストックしているのだが、次はF/A-18(Monogram)をいってみよう!?
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◇参考資料
1) 世界の傑作機No.31 1972年11月
2) その他、たくさんのインターネットホームページから
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