MODELLBAU
1:72 Scale Kits (WW II UK)

Lysander_1
Short Lysander (Matchbox)
製作:2003年8月5日
記事:2003年10月18日
最近は製作ペースが遅いばかりでなく、1/48を主に作っているので、1/72のイギリス機としては、久々の完成キットとなった。
キットは、マッチボックススタンダードだが、布張り機なので、マッチボックスタッチが幸いしてか、良い感じのキットとなっている。

主輪カバー前面のライトと、翼端灯を透明パーツで置き換えてあるが、主輪カバーのライトは、スッキリしていない。

塗装は、下面:黒色、上面:ダークアース、ダークグリーン。マーキングは、Webサイトで良く見かける、現在も飛んでいる機体のものである。シリアルにインレタを使った他は、全てマスキング+スプレイで仕上げてある。
味があって、好きなタイプの機体だが、1/48のイタレリのできはどうなのであろう?オリジナルが、ホークあたりらしいのだが・・・
Avro Lancaster BMk.I (Revell)
製作:1989年8月31日
記事:1994年8月27日
このキットは作り始めてから完成するまで20年近くかかったと思う。25年以上前のレベル1/72 4発爆撃機シリーズの1つである。このシリーズにはこの他、B-17、B-24、Fw200などがあった。Fw200などは、いまだに新しいキットが出ていないので現在でも貴重品である。このランカスター、B-17、B-24は、エアフィックス、ハセガワ、アカデミーなどで新しいキットがあるので、レベルのキットをわざわざ捜してきて作ることもない。

塗装はイギリス軍爆撃機の標準塗装の、下面:黒色、上面:ダークアース、ダークグリーンの迷彩。
キットや工作の都合で、胴体窓が塞がれていて、キャノピーに水滴型のふくらみが付いていない機体しか選べないので、マーキングはだいぶ限定されてしまうが、「世界の傑作機No.88」の4ページに載っていた第5グループ619中隊のPG◎H(LM416)とした。ラウンデルはマスキング・エアブラシでコードレターはマイクロスケールのイギリス軍コードレターを使った。シリアルや機首のコードはインレタの上からダルレッドをタッチアップした。
Gladiator_1
Gloster Gladiator (Matchbox)
製作:1985年8月8日
記事:2001年ごろ
複葉のグラディエータは第2次世界大戦初期にも使われているが、初飛行が1934年らしいので、戦闘機としては時代遅れのものをイギリスも使っていたことになる。
そんなグラディエータのキットは、これ以外にはエアフィックスとエレールがあるはずだが、私は両方とも見たことがないが、エレールあたりが、一番良さそうである。

マッチボックスと言うと例の「運河彫り」とも呼ばれる、オーバーなスジ彫りとあまりよくない全体形、あいまいな細部などのイメージがある。実際、マッチボックスタッチのジェット機は全然ジェット機のメカニカルな感じが出ていない。金属製プロペラ機はというと、やはり「運河彫り」が災いして一般的にデキが良くない。
しかし、こと複葉機に関しては、マッチボックスタッチは複葉機の布張りの感じなど、すばらしい雰囲気を出していると思う。この、グラディエータもそんなキットの1つである。
Fury_1
Hawker Fury (Matchbox)
製作:1985年7月17日
記事:1994年8月28日
マッチボックスタッチの複葉機キットである。と言うと”おもちゃキット”かと早合点する人もいると思うが、複葉機のマッチボックスタッチというのはデキが良いという意味になると私は思っている。あの「運河彫り」のマッチボックスにあって、なぜか複葉機キットは私が購入した範囲では全てデキが良い。個人的な考えだが、他のジェット機などと原型製作者が別ではないかと思う。
フュリーのキットとしては、手に入る唯一のキットかもしれない。複葉機の中で一番のスタイルがよい機体で、キットのデキが良く組み立ても楽なので2〜3機作ってみたい気もする。

塗装は全面:銀色。下地にグレイを手塗りした後、エアブラシで仕上げてある。
マーキングはキット指定の第43スコードロンとした。主翼上面と胴体の市松模様、ラウンデルの白色、方向舵の3色塗り分けなどもエアブラシで行い、それ以外はキットのデカールを使ったが、翼下面のシリアルは色が薄すぎて後からタッチアップした。
ところで、このFuryを、この第2次大戦機とするのは、ちょっとおかしいのだが、第1次大戦後ということで、ここに入れておいた。
SpitfireIa_1
Supermarine Spitfire Mk.Ia (Hasegawa)
製作:1985年2月13日
記事:1994年8月
ハセガワの1980年頃のキットであるが、ハセガワのなかではデキが悪いいほうだ。全面は細目の凸スジ彫りでモールドもきれいだが、大きすぎるキャノピーやエンジンカウルのボリュウム不足、翼下面がたいらになっているなど、オオタキ1/48と同様な外形的ミスが目立つ。
ただ、Mk.I初期型の2枚プロペラと膨らみのないキャノピーが入っているなど評価できるところもある。一応、1/72でスピットMk.Tのキットとしては現在でもベストキットであろう。

塗装はイギリス戦闘機前期標準塗装の下面:スカイ、上面:ダークアース+ダークグリーンの迷彩だが、下面をライトブルーで塗装してしまった。
ThunderboltI_1
Republic Thunderbolt I (Hasegawa)
製作:1985年ごろ
記事:1994年8月31日
P-47キットのなかではベストである。細かく見るといろいろ、問題ある部分もあるが、繊細な凹彫りのパネルライン、パーツ合いが良く部品が少ないなど、組み立てやすいキットである。
この作品は手抜きが多くて、失敗作となってしまったので、あと何機かつくりたいと思っている。この記事を書いている時点では、すでにP-47D-25は充分に手を入れたものが1機完成している。

塗装はキット指定のイギリス空軍第81中隊機とした。イギリス空軍戦闘機後期標準塗装の下面:ミディアムシーグレイ、上面:ダークシーグレイ+ダークグリーンの迷彩塗装であるが、マスキングゾル・スプレーで塗装したため境目がはっきりし過ぎてしまった。
マーキングも全てデカールだが、例によって透けてしまい、みっともない仕上がりとなってしまった。
KittyhawkIa_1
Curtiss Kittyhawk Mk.Ia (Hasegawa)
製作:1983ごろ
記事:1994年8月31日
ハセガワの傑作キットである。P-40Nといっしょに発売されたものだが、最近でもデカール替えで発売さている。手に入りやすく、デキが良く、組み立てやすい優等生のキットである。

有名なイギリス空軍239連隊112中隊としたが、下面をダークメディティラニアンブルーとしたかったのでGA◎Y(AK772)機とした。下面:ダークメディティラニアンブルー、上面:ダークアース+ミドルストーンの迷彩塗装で、全てエアブラシで塗装したがダークメディティラニアンブルーとダークアースの色調が濃すぎたようだ。
マーキングも手書き+デカールで、シャークマウスやコードレターは手書きである。最後に例によって半つやクリアをエアブラシして仕上げたが、つや消しが強すぎてぱっとしないでき上がりとなってしまった。

(後ろにあるのは、ハセガワ ハンバーMk.II装甲車)
Meteor_1
Gloster Meteor Mk.III (Airfix)
製作:1980年ごろ
記事:1994年8月24日
エアフィックススタンダードのキットである。たしか、このキットは会津若松の東京堂で安売りしていた売れ残りを2つ買ったはずである。キットのデキはエアフィックスの普通のデキといったら大体想像がつくと思う。
はっきり言って、このキット製作は特に塗装で大失敗しているので、いつかもう1つのキットを使って傑作をものにしようと思っている。
ミーティアのキットは30年ぐらい前にフロッグで2種類ほど(ハセガワからも発売されていた)と15年ぐらい前にAMTから1/48で、あとエレールの1/72も発売されていたと思うが、現在ではこのキットも含めて全てが入手不可能か手に入りにくくなっている。

塗装は下面:メディアムシーグレイ、上面:ダークシーグレイ+ダークグレイのイギリス軍後期標準迷彩塗装だ。
マーキングはキット指定の第616スコードロン、YQ◎Q(EE239)とした。ラウンデルを全てマスキング・スプレーとしたが、使用したマスキングのキレが悪くてはっきり言って大失敗となってしまった。