MODELLBAU
1:48 McDonnell F-4B Phantom II (Hasegawa)

F-4B_1
製作:2009年6月24日
記事:2009年8月2日
このキットは、ハセガワのF-4オリジナル品で、現行のスジ彫りが施される以前のものである。もちろん、スジ彫りは彫り直し、各部に手を入れてある。

会社で長年お世話になっている、天津さんの転居祝いに完成させたもので、空母甲板風の展示台や、支援機材、AIRES製のエグゾーストなど、いつになく手が入っている。




◇コクピット・キャノピー
コクピットは、HUD部分をデティールアップしたが、良く問題があると言われている、メーターパネルは、キットのままである。
レーダー席右側のキャンバスが再現されていないので、プラ板やパテなどで、作ってある。
座席は、キットをベースに、Fine Mold製のエッチングパーツでシートベルトを追加
キャノピーのリアビューミラー(バックミラー)もエッチングパーツで、キャノピーの内部フレームや固定用フックは、プラ板から作った。

◇胴体
モールドを彫り直してあるだけである。
後部胴体のボリュームが不足していると言われているようだが? 完成品を見る限り、少しも違和感は感じない。

◇主翼・尾翼
主翼・尾翼もパネルラインを彫り直してあるだけで、特に修正や改造は行っていない。

◇エンジン・エグゾースト
エグゾースト部分は、キットのままでは、あまりにも寂しいので、AIRES社のレジンパーツに交換した。
そのデティールは、驚くばかりで、とても一体成型とは思えない。

◇降着装置
脚関係は、良くできているので、ほぼ、キットのままで、ブレーキパイプも良く見えないため、追加していない。
目立つ部分として、前脚扉の着陸灯を、クリア部品で置きかえて、ワンポイントとしてある。

F-4B_2 特注アクリルケースと銘板 F-4B_3 AIRES製エグゾーストがすごい F-4B_4 Verlinden製の支援機材セット
◇小物
ピトー管やアンテナ類は、人に進呈するのが前提なので、壊れないよう、全て金属パーツで置きかえた。
胴体中央の増加タンクは、当初、キットを展示台へネジ止め固定を考えていたので、電気部品のICソケットとピンヘッダで取り外し可能としてある。

武装は、サイドワインダー4発と胴体のスパロー2発だけとしたが、サイドワインダーは、模型的な”見栄え”を考えて、左右でタイプを変えてある。
サイドワインダーとトリプルイジェクターラックは、Hasegawaの武装パーツセットから、スパローは、キットの付属品である。

◇塗装・マーキング
塗装はキット指定のハイビジ塗装で、マーキングもほとんどキットのデカールを使った。
国籍マークの白や、部隊カラーのダークレッドなどは、塗装である。
注意書き類も、模型的な”見栄え”を考えて、省略なしでデカールにあるものを全て、使ってある。

◇まとめ
上の写真が展示台の全景であるが、天津さんが特注した、アクリルケースと銘板がついているので、とても高級に見える。
枠は100yenショップで売っていた額縁をそのまま使い、水性ニスで塗装してある。

空母甲板風の展示台スペースは、プラ板から作ったもので、タイダウンフック(ベンツのエンブレム状のもの=本当は☆形)も、思ったより、手間がかからなかった。
脇役として、Verlinden社の牽引車を探したが見つからず、替わりに支援機材セットで我慢した。支援機材に書かれた空母名が、機体と一致しているところも見て欲しい。

◇参考資料
1) 世界の傑作機
2) その他、たくさんのインターネットホームページから