コクピット内部は、キットの指定通りにRLM02で塗装してある。メータやスイッチ類はキットのままだが、丁寧に塗り分けて、シートベルトもキットのまま、モールドに塗装で・・・。この頃は、まだ、スミ入れとかドライブラシとかの技術がなく、のっぺりとした感じになっている。
胴体は、繊細なタッチの凸パネルラインと、凸リベットだが、そのまま組み立てている。胴体後部のロケット燃料補給パネルは、もう少しラインを強調したほうが良い。胴体後部が別パーツになっていて、外すとロケットエンジンが見られるようになっている。
主翼は、合わせ目がラダーの真ん中にきている。これは、翼端をシャープに仕上げる選択で、ハセガワの昔のキットに良く見られるが、このラダーに布張り表現がモールドされており、モールドを活すのに非常に困難が伴う、ちょっと不親切なパーツ割りだ。
主翼付け根の穴は、30mm機関砲が付くのだが、キットにはパーツがない。訓練部隊の機体は、機銃口にシールドがしてあるのが見られる。機体によっては短い銃身や、長いA-4 Skyhawkみたいなマズルブレーキ付きの銃身が突き出ているのもあったようだ。
降着装置のそりとドリーもギミックがあるのだが、強度的に弱く、固定している。
塗装はキットの指定通りだが、基本塗装を筆塗りで施したあと、胴体のインクスポットは、型紙+カンスプレイで仕上げている。まだ、エアブラシを持っていなかったんだ・・・
マーキングはキットのデカールを使っている。ハセガワのデカールは、レベルなどと比べて、質が良くてマークソフタなどなくても(この頃は発売されていなかった)、そのまま使えた。
最後にクリア塗料で、デカール保護と艶を整えるといった、知識と技術はまだ持っていなかった。
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